時間はあるのにお金がない

社会人になって多忙な毎日を送っている今思い返せば、学生の頃は2ヶ月間の夏休みなどの長期の休暇があり、海外など遠くへ旅行するには最適な環境でした。

しかし、学生時代の収入は実家からの仕送りと家庭教師の僅かなバイト代で毎月カツカツの生活を送っていて、旅行どころではありませんでした。

今月の家賃の振込み、まだだった!とか、今月は飲み会が多くて、バイトの給料日まであと千円しかないなど、時間はあるけど、お金に余裕がない状況でした。

特に理系の大学だったので、購入しなければならない高額な教科書代が多く、なるべく先輩から貰ってはいたのですが、教授によっては購入がノルマの場合もあり、新学期になると諭吉さんや稲造さんがヒラヒラと飛んでいっていました。

また、サークルの新歓コンパなど飲み会もやたら多くて、コース付き飲み放題で5000円と、1週間分の食費が一晩で消えてしまい、飲みの続いた週は、冷凍ゴハンに納豆やキムチなどでしのいでいたりもしました。

車で片道1時間の距離の大学に通っていたので、通学することも可能でしたが、両親に無理を言って一人暮らしをさせて貰っていました。
そのため、お金がピンチになっても、実家に頼ることもできず、なるべく光熱費を使わないように、マンションにはあまり帰らず、大学の研究室で夜を過ごすことも多かったです。

周りのみんなもお金がないので、それぞれ食材を持ち寄って鍋をしたり、カレーを作ったり、土日の夜は、研究室で研究もせずに飲み会をしたりもしていました。

今思えば、そんなダラダラしていた時間に、何かバイトをすれば給料がもらえて、それを貯めていれば、海外旅行だって行けたかもしれません。
また、学生でも借りられるローン≪学生ローン≫もあるみたいで、そういうのを利用してうまく時間を使えば、いろんな国へも行けていたのに。今ならそういう知恵が思い浮かびますが、あの頃はそんな余裕もありませんでした。

ムダな時間を過ごしていたのかなとも思いますが、そんなムダな時間で作った思い出は、本当に楽しかったし、そんな時間が過ごせて良かったなと思います。

一番、お金がなくて困ったのが、バレンタインの直前に彼氏ができたのですが、本当にお金がなくて、バレンタインのチョコを買えなかった時です。非常食で置いていた板チョコを溶かしてどうにか丸めてトリュフにして、ラッピングして渡したところ、「料理が上手なんだね」と、かなり喜んでもらって、ホワイトデーには指環を買って貰いました。

そんな彼氏とも金銭感覚の違いでお別れしてしまいました。

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